5分で分かる「ICT支援員」とは。

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ICT支援員とは

ICT支援員とは、学校でICTを利用した授業が円滑に進むように、教員や児童生徒のICT利活用を援助する役割のことです。また、研修におけるICT利活用の支援や、学校の校務における利活用の支援もおこないます。

初等中等教育では、この数年でタブレットや電子黒板などのICTが急速に学校現場に導入されています。しかし、教育現場では全ての教員が授業にICTを利活用できるわけではありません。そのため、教育の情報化を進めるために、一定の資質・能力を備えたICT支援員の必要性が高まっています。

出典:http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/20/07/08072301/001/004.htm

ICT支援員に必要なスキルは

ICT支援員に必要とされるスキルは、多岐に渡ります。

  • コンピュータの基礎的知識
  • OS(Windows,iOSなど)
  • ネットワーク(LAN,SSID,IPアドレスなど)
  • サーバー(ファイルサーバー,メールサーバーなど)
  • アプリケーションソフトウェア(Microsoft Officeなど)
  • 教育用ハードウェア(電子黒板,実物投影機など)
  • 教育用システム(LMS,授業支援システムなど)
  • 保守・メンテナンス など

 

また、ICT支援員に必要なマインドは、

  • 前向きな姿勢
  • 学校へ貢献する気持ち
  • 教員との円滑なコミュニケーション

が大切です。日々接する教師や児童生徒の信頼関係が重要になります。

ICT支援員の業務内容

出典:http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/20/07/08072301/001/004.htm

ICT支援員の具体的な業務については、

  • 機器・ソフトウェアの設定や操作
  • 機器・ソフトウェアの設定や操作の説明
  • 機器・ソフトウェアや教材等の紹介と活用の助言
  • 情報モラルに関する教材や事例等の紹介と活用の助言
  • デジタル教材作成等の支援
  • 機器等の簡単なメンテナンス

が中心となります。

ICT支援員の業務は「支援」であり、「代行」ではないことに注意しましょう。

また、こちらのページに実際にICT支援員として働かれた方のインタビュー記事があります。

とても参考になりました。

[blogcard url=”http://all-interview.jp/honne/archives/661″]

ICT支援員になるには

ICT支援員になるには資格が必要となります。

現在、実施されているICT支援員に関する資格制度は、特定非営利活動法人情報ネットワーク教育活用研究協議会(JNK4)が事務局となり、教育情報化コーディネーター認定委員会が実施する「ICT支援能力認定試験」のみです。

教育情報化コーディネータ検定試験公式サイト

試験は毎年2回(6月,10月)実施され、2つの領域(A領域とB領域)を合格すると、ICT支援員の認定証が発行されます。

A領域は、知識・判断力テストで、B領域は説明力(コミュニケーション能力)テストになります。

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また、B領域は「コミュニケーション能力研修コース」を、A領域合格後2年以内に受講受講および修了すればB領域の合格とみなされます。

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