【目標設定】理想とする状態を設定するということ

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はじめに

「理想とする状態を設定する」

理想とする状態とは、未来の自分の理想像のことです。

未来の自分が描けていると、自分が今どこに向かって走っているのか明確になり、手段が目的化することを防ぐことができます。

何年か前の僕は理想とする状態を設定しておらず、目的地のない道をひたすら歩んでいました。どこへ行きたいか分からない旅ほど辛いものはありません。「自分は何のために生きているんだろう」「なんでこんなことやっているんだろう」と自問自答を繰り返していた時期がありました。

上記を打破するためにも「理想とする状態」を設定することが大切だと思いました。

「理想とする状態」は個人だけでなく組織でも同じことが言えます。組織の管理者は「ビジョン」「理想像」というゴールを描いて、そこに到達できるようなマネジメントをしなければなりません。

 

では、理想とする状態を実現するためには、どうすればよいのか?

①未来の自分を想像する

自分は5年後、10年後、あるいは20年後、どういう状態になりたいのか、未来の自分を想像します。

もし目標とする人物がいるなら、その人を自分の理想とする状態に設定するのもいいと思います。

僕の10年後の理想とする状態は「日本一の教育者になる」です。その理想の状態からブレイクダウンして、どういう状態になったら「日本一になった」と自分が思えるのかを考えていきます。

②現在の自分ができることを考える

未来の自分に対して今自分は何ができるのか考えます。

③未来の自分とのギャップを埋める

未来の自分と現在の自分とのギャップを埋めるための仮説を立て、課題を書き出していきます。課題が書けたら、優先順位付けと絞り込みをしていきます。優先順位は、その課題を解決したときにどのくらい理想の状態に近づくのか、というインパクト度で順位を付けていきます。

仮説が立てられたら、3ヶ月、半年、1年後単位でどうなっているべきなのかから逆算していきます。

目標設定の際に気をつけること

① やりたいことではなく、理想とする状態を描く

目標設定をする際に「自分がやりたいこと」を軸に考える人が多いのですが、自分が何をやりたいかは、自分の理想とする状態に近づくための手段だと思っています。つまり、どんな仕事をするのかも、誰と付き合うのかも理想の状態に近づくための手段です。また、やりたいことは時期やタイミングで変化するのに対して、自分の価値観や理想とする状態は大きく変化するものじゃありません。手段が目的化しないためにも、理想とする状態、理想とする人物像を思い描いたほうが、自分の欲求とのブレが少なくなると思っています。

② なるべく大きく描く

マンガでは必ず主人公の理想とする状態が設定されています。例えば、ワンピースだったら「海賊王」だし、キングダムだったら「天下の大将軍」とかです。現状からの逆算ではなく、なりたい未来像から大きく構想することが大切だと思います。

③ 社会のニーズとブレないようにする

④ その目標はワクワクするか?

目標が設定できたら、その目標を見たときに「ワクワクするか」「テンションが上がるか」と言う軸で振り返るといいと思います。「ワクワク」しない目標はモチベーションがあがりませんし、本当に理想とする状態なのか再考したほうがいいと思います。

さいごに

理想とする状態を設定する方法と、注意することについて書いてきましたが、未来の自分の理想像を実現させる為の思考や行動は、実行したらすぐに結果が伴うものではありません。

どうすれば理想とする自分に近づくのか。

それらを考え続けている個人は、常に結果が伴っているのではないでしょうか?

 

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