「できた」で終わりではなく「できる」状態にする。
新しいことにチャレンジして、たまたま成功することができた。
だから自分は次もできると思い込んでしまうことってないでしょうか?
僕はベンチャーのインターン時代に、あるプロジェクトで成果を上げて大きく成長し、これくらいの規模感なら次もできると思い込んで、別の角度からの課題に対応できなかったという失敗があります。
「できた」で思考停止してしまい、再現性を高める努力を怠ったことが大きな原因です。
ベンチャー企業だと、若いうちから大きな仕事を任され、それをこなす中で高度なスキルが身についたという感覚に陥りがちです。
しかし、それはあくまで「やったことがある」という事実にすぎず、本物のスキルはしっかりと積み重なった基本が土台としてあって初めて身につくものです。そして、結果を出したことに自惚れたり、過去の成功体験にこだわることで、怠慢や慢心が生まれていつか足元をすくわれる。
僕が見てきたプロフェッショナルな人たちは、基礎・基本を疎かにせず「次やるならどうするか」を常に考えていました。
そんなベンチャー企業で貴重な学びをさせてもらった僕は、現状の結果に満足せず、これからの人生どうやって成果を出し続けるかを日々考えてきました。
この答えに関してはまだ手探りですが、「過去の成功体験を捨てる」「再現性を高め続ける」ことが重要だと感じています。
ここで言う「再現性」とは、
あるやり方・考え方などの「手法X」を使って「成果A」を出したとき、
それに満足せず「手法Y」や「手法Z」または「手法XY」などを試してみて、
「成果A’」「成果A’’」を出し続けることです。
「成果A」を生み出す「手法X」を仮に編み出したとしても、今の知識社会では陳腐化する可能性が高いので、アップデートした再現性を高めることが重要だと思います。
そして、再現性を高めるには振り返りを行うことが何より重要です。
振り返りのために僕は毎日、日報を書いています。
今日上手く行ったこと、上手く行かなかったこと、成功要因、失敗要因などをノートに書き込んでいきます。そして、1つ1つの行動に対して集中し、再現できることを意識するため毎日見返しを行っています。
毎日日報を書いていると、成果を出すためのサイクルが実感できるようになってきます。
そして、今の自分が成果に対してコントロールできる部分、できない部分が見えてきます。
できない部分を課題として設定することで、より再現性が高まっていきます。
上記のことを意識してアウトプットを繰り返すことで、成果を出し続けることができるのだと思っています。
昨日の自分より今日の自分、今日の自分より明日の自分。
現状に滿足せず日々自分にアップデートをかけることを意識して精進していきます。