教師なら絶対に知っておきたい、復習するベストなタイミングとは

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「復習はいつやるのがベストなのか」

今でしょ!!!

はい。今じゃないんです。これが。

実は、科学的にベストな復習の間隔が実証されているんです。

こういうのって学校で基本教わりませんよね。教師なら絶対に知っておくべきだと思っています。

2つの学習スタイル

復習のベストな間隔周期の前に、2つの学習スタイルについて押さえる必要があります。

1つが「集中学習」と呼ばれるものです。これは、ある学習が十分に理解できた直後に、同じような課題の学習を続けて行う学習スタイルです。先生が解き方を示して「はい、練習問題やってください!」というのが集中学習の例です。つまり、学習したことをすぐに復習する勉強法です。

もう1つが「分散学習」と呼ばれるものです。これは、ある適切な時間間隔を空けて復習を行う学習スタイルです。

 

では「集中学習」と「分散学習」。どのような場合に、どちらの学習を行ったほうが効果があるのでしょうか。

2005年に行なわれたRohrerの実験では、集中学習するグループと集中学習をしないグループに分け、集中学習をするグループは4倍の練習問題をこなし、1週間後と3週間後にテストを行いました。その結果、集中学習の効果は1週間後のテストには表れるが、3週間後のテストでは集中学習の効果がきれいさっぱり消えていたことが分かりました。

つまり、長期的に記憶しておきたい場合には集中学習は効果的ではないことが証明されました。

 

では、テストまで時間がある場合、どのように復習すればよいのか。

2008年に発表されたCepedaらの実験では、歴史的な事実を覚える学習において、間隔1と間隔2の長さによってグループを分け、実験を行いました。

 

 

その結果、間隔2の長さに関わらず、間隔1が0日、つまり集中学習をした場合に最も得点が低く、復習の効果が少ないことが分かりました。

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そして最も重要な結果が、テストの得点は間隔1が長くなるにつれて上がり、あるときを境にして点数が低くなったということです。

つまり、ある適切な時間間隔を空けて復習する「分散学習」が記憶の定着に良いことが分かりました。

 

それでは、集中学習が良くないのかというと、そんなことはありません。

それぞれ使い分けがあって、以下のように使い分けると効果的と言われています。

 

  • 理解を狙いたい場合 → 集中学習
  • 記憶の定着を狙いたい場合 → 分散学習

 

つまり、ある対象を学ぶのに理解をしていなかったら、記憶しても意味がありませんので、まず集中学習によって完璧に理解する。そして、記憶に定着させるために分散学習に学習スタイルを切り替える。これが、最大の成果を出すことができる学習方法なのです。

1:5の法則

では、テストの点数が高くなるベストなタイミング(間隔1)はいつでしょうか。実験の結果から、間隔1と間隔2は関連していることが分かり、間隔1と間隔2の割合を1:5程度にすると良いことが分かりました。

つまり、テストが仮に35日後だった場合、復習日は7日程度(7〜10日)が望ましいということです。

それでは、2回目以降の復習はどうするのでしょうか。

以前は、復習をおこなう間隔は徐々に延ばしていく方が効果的だと考えられてきました。しかし、2007年の実験では、徐々に間隔を延ばすより均等間隔で復習を行ったほうが効果が高いという結果になりました。

つまり、テストが35日後だった場合、1回目は1:5の法則で7日後程度に復習をおこない、2回目以降は7日程度の間隔で復習をおこなったほうが効果が高いということです。

2回目以降は、テストまで一定間隔で復習を行った方が効果的

まとめ

①理解を狙いたい場合には集中学習、記憶の定着を狙いたい場合には分散学習をおこなう

②最初の復習は1:5の法則に従っておこなう(テストが35日後だったら、7〜10日後)

③その後は、10日程度の間隔を空けながら定期的に復習をおこなう

 

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